ディスクットップパソコンの調子が悪い、とのご相談でした。
起動して確認してみると、時々Windowsの動作が滞ったような感じがします。 耳を澄ましてみると、ハードディスクから障害発生特有の音がしていました。
ハードディスクの解析ソフトでチェックしてみると、内部エラーが発生していることがわかりました。
※「S.M.A.R.T.(スマート)」 対応ハードディスクは、ハードディスクに内蔵された自己診断機能で、読み取りエラーの発生率や読み書き速度、モーターの起動・停止の回数、稼働(通電)時間、などがわかる仕組みになっています。
パソコン本体の使用年数は4年。ハードディスクの稼働時間は、約18,000時間です。
ハードディスクの寿命が、おおよそ2万時間と言われていますので、通常使用での寿命と言うことでしょうか。
まだ、完全に壊れてはいないので、今のうちに新しいハードディスクにシステムを移行すれば、このままパソコンを運用可能です。
お仕事で使われているパソコンなので、お仕事が終わった夕方に、ハードディスクを取り出しに伺い、翌日の朝までに作業を完了する予定で作業することにしました。
既存のハードディスクは、1TBでしたが、写真などのデータが多くなって容量不足が心配でしたので、2TBのハードディスクに換装することにしました。
ハードディスクを、ドックステーションに入れてチェックします。
弊社で用意している、ドックステーションは、2ドライブ+4ドライブ
NASで使用されている、4台構成のRAID5の解析にも対応できます。
さらに、10ドライブ同時接続可能なステーションも備えています。
1TBのハードディスクから、2TBのハードディスクに情報をCOPYします。
RAWモード解析しながら、エラー部分も丁寧に読み取って、新しいハードディスクに移行させます。
この作業は、おおよそ4時間ほどかかります。
1TBのハードディスクから、2TBのハードディスクに情報をCOPYしただけの状態です。
未割り当ての空き領域があります。
新しい2TBのハードディスクの領域を有効に使用できるように、システム領域のパーテーションを拡げてあげます。
これで余裕たっぷりですね。
翌日、新しいハードディスクをパソコンに取り付けして、起動確認をします。
動作が滞ったよう症状もなくなり、快適に使用できるようになりました。
---費用参考価格(税別)---
・ハードディスクシステム移行作業料
※パーテーションサイズ変更含む
¥12,000
・新しいハードディスク 2TB
(3.5インチ SATA600 5400) ¥12,000
※価格は参考価格です。 機器の容量や仕様により変わります。